◉ 準備するもの
- アルミ用コンパウンド
- マイクロファイバークロス
- スポンジやタオル
- 保護用手袋
- 中性洗剤(最初の洗浄用)
- バケツ&スポンジ
◉ 手順
- 洗浄
- 中性洗剤と水でホイールを洗い、泥・油分・ブレーキダストなどを落とします。
- しっかり乾かします。
- コンパウンドで研磨
- クロスにアルミ用ポリッシュを少量とり、ホイール表面を円を描くように磨く。
- 強くこすりすぎず、繰り返し丁寧に。
- 拭き取り・仕上げ
- 別のきれいなクロスでコンパウンドのカスを拭き取ります。
- 鏡面が出てきたら完了。必要に応じて2〜3回繰り返します。
洗浄
下の画像は雨の日に何度か走行して放置していたホイールです。
光沢が無く汚れや砂埃、鉄粉が付着しています。この状態のまま研磨剤で磨いてしまうと細かい砂などでアルミの表面を傷つけてしまいます。
アルミを磨く時にいは表面の汚れを取り除きましょう。



一度大まかな汚れを落とすためにスポンジやタオルで水洗いします。
今回のように白サビがある場合バケツに中性洗剤を水で薄めてハイトレール(酸)を入れています。
ハイトレール(酸)は酸化の成分を含んでおりこれが金属表面に化学反応を引き起こします。
アルミニウムは酸に対して脆弱であり、酸が金属の表面に触れると酸化反応が進行し、金属の表面が侵食される事があります。この反応によりアルミニウムの光沢が失われ表面が白く曇ることになります。
その為ハイトレール(酸)は原液より5倍〜10倍位に薄めて使用する事をお勧めします。
白サビはアルミホイールの表面に白い斑点状みたいな汚れで水洗いでは落ちません。放置してしまうと腐食の原因になります。


洗浄を終えると次は研磨していきます。
研磨剤を使用して磨く時に需要なのが必ずよく水分を拭き取って下さい。
水分が無くなったら磨きの工程に入ります。
研磨

私が使用している研磨剤はピカールのエクストラメタルポリッシュです。
「ピカール エクストラメタルポリッシュ」は、プロの現場でも愛用される高性能金属磨き剤。クローム、ステンレス、アルミ、真鍮など、あらゆる金属表面を滑らかに磨き上げ、まるで新品のような深い光沢を取り戻します。
通常のピカールよりも研磨力と光沢力を高め、細かなキズやくすみを徹底的に除去。美しさだけでなく、表面保護の効果もあるため、仕上がりが長持ちします。

ピカールは液状なので1回あたり5〜10円玉程度の量をコットンにつけます。
『つけすぎ』は逆にムラの原因になります。少量をこまめに補充して使用しましょう。

上手く研磨出来ていれば上の写真のようにアルミがとコットンが黒くなってきます。
この時に素手で作業をしていると爪の間や皮膚が真っ黒になってしまうのでゴム手袋をしていると安心です。

一方向ではなく、円を描くように細かく動かすことでムラを防げます。ホイール全体を一気にやるのではなく、10センチ四方位に区切って丁寧に磨いていきましょう。

全体的に磨けたら少し放置して研磨剤が乾くまで放置します。
拭き取り

ホイールが乾くと次は拭き取りをします。拭き取りをする際に使用しているのはショップタオルです。紙なので拭き取り後は使い捨てが出来てとても便利です。



拭き取りが完了すると磨く前より光沢が出ています。
これまでの作業を何度も繰り返す事で燻んだアルミホイールも鏡面に仕上がります。
根気強く作業することが必須になりますが一週間に一度位のスパンで磨いていけばすぐに光沢が出てきます。
磨き終えた後の達成感や見た目の輝きが仕事へのモチベーションアップになります。
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